

Introduction
詩人・志人 × ラフマニノフ × 21人の身体
セルゲイ・ラフマニノフ《楽興の時》は、感情を描写するための音楽ではない。 「生きている」という事実そのものが、音として立ち上がってくる作品である。
そこにあるのは、喜びや悲しみといった感情の整理ではなく、揺れ、ためらい、立ち上がり、沈み込む――その反復としての運動だ。
本作『楽興の時』では、ピアノの響き、詩人・志人の言葉と声、そして21人のダンサーの身体が交差しながら、ひとつの時間を紡いでいく。 語るための言葉ではなく、発せられてしまった声。意味になる前の動き。意志より先に生まれる呼吸。
舞台上に現れるのは物語ではなく、瞬間ごとに生成され、ほどけていく「在る」という感覚。
その連なりが、観る者それぞれの時間や記憶と静かに残っていく。
Cast
山田うん|演出・振付・出演

2002年「Co.山田うん」を設立。約20名の気鋭ダンサーとともに、舞台芸術を軸に多領域と協働し、国内外で革新的な活動を展開している。芸術表現と身体育成の往還を通じて、多様な人々や文化に応答しながら、社会にひらかれた表現のあり方を探り続けている。2022年「InC』で第77回文化庁芸術祭貸優秀賞を受賞。近年は子ども向けの作品や脚本にも取り組み、活動の幅を広げている。
志人|詩・出演

独自の音声言語と韻律を探り、言葉の新たな表現を旅する調詠者。近年は藝大プロジェクト2022「藝大百鬼夜行」、第3回「兵士の物語」でストラヴィンスキーの楽曲上で語りを務め、サントリーホール「交響ラップ」ではベートーヴェン第7交醬曲第2楽章へ詩を紡ぐ。国立民族学博物館 創設50周年記念展「吟遊詩人の世界」でばうたが生まれる心の小道”の展示を担当。 2021年、セルフプロデュースアルバム『心眼銀河-SHINGANGINGA-』『視覚詩・触覚詩 心眼銀河書』を発表。音楽から舞台芸術、古典語りまで領域を超え、言葉と音の源流へ遡上する活動を続けている。
志人
詩人 / 作家 / 作詩家 / 語り部 / 舞台芸術家
独自の日本語表現の探求により、言葉に秘められた新しい可能性を示し続ける、「言葉の職人」。
何かを伝達するための道具ではなく、
触れた瞬間に感覚を書き換えてしまうような言葉。
風景の描写のようでいて、記憶の層をめくり、
物語のようでいて、いつの間にか自分の内側へ接続している。
言葉のはずなのに、
残るのは理解ではなく、体験の感触。
意味を追うとほどけていき、
けれど離れたあとも、
気配のように長く残り続ける。
文学、朗読、音、リズム、祈りのような呼吸——
そのどれにも属しきらない場所で、
言葉を「現象」に変えていく表現者。
今回の舞台では、
ラフマニノフ《楽興の時》を起点に、
その言葉が四つの新しい“歌”として立ち上がります。
声と身体、空気と時間が重なり合う場所で、
言葉は”意味”になる前の姿をあらわす。
読む詩ではなく、
居合わせることでしか出会えない詩の時間。
ぜひ劇場で立ち会っていただけたらと思います。



ダンサー|出演・共同振付
川合ロン 飯森沙百合 ⽊原浩太
西山友貴 ⼭⼝将太朗 ⽥中朝⼦
山根海音 黒田勇 望⽉寛⽃ 須﨑汐理
⾓⽥莉沙 猪俣グレイ玲奈 星野梓
舞⽻ 中村駿 仙⽯孝太朗 浦島優奈
松倉祐希 堀井菜⽉
リエル・フィバック
Creative&Staff
演出・振付・出演:山田うん
詩・出演:志⼈
作曲:セルゲイ・ラフマニノフ
編曲:ヲノサトル
衣装:飯嶋久美子
照明:和田東史子
音響:江澤千香子
映像:中瀬俊介
舞台監督:夏目雅也
ヘアメイクディレクション:大原恵美
振付助手:山崎眞結 仁田晶凱
宣伝美術:籏智美穂子
ビジュアル写真:鈴木義明(f926)
カンパニー制作:内堀愛菜
Ticket&Schedule
2026年 2月28日(土) 14:00
2026年 3月 1日(日) 14:00
チケット料金(税込/全席指定)
⠀ | 前売り | 当日 | ⠀ |
|---|---|---|---|
一般 | 5,500円 | 6,000円 | |
高校生以下 | 2,000円 | 2,500円 | *当日要証明書提示 |
U-25 | 4,500円 | 5,000円 | *当日要証明書提示*劇場の会員制度(U24)とは異なります |
シニア | 5,000円 | 5,500円 | *当日要証明書提示 |
友の会会員 | 5,300円 | *前売りのみ | |
せたがやアーツカード会員 | 5,400円 | *前売りのみ |
プレイガイド情報
Media









